4月14日の株価を予想してみる
4月14日の株価はどうなるのか?
4月13日(月曜日)現在、明日の株価を予想してみようと思います。
まずは、今日の材料のまとめから。
・SBG 1.35兆円の赤字
・ファミマ 今期純利益 38%増
・東京の新規感染者91人(前日は休診日ではある)
この中で最もインパクトのあるSBGについて紹介していきたいと思います。
SBGについて
まずは、SoftbankGroupからです。この話は一回すると数日に分けて話す必要があるので、
後日また詳しく記載します。
知る人ぞ知る株であり、大量の爆弾を抱えている企業です。
爆弾の代表例にはWeWorkという会社がありますが、後日その闇については説明しますね。
さて、この闇の会社なのですが、1.35兆円の赤字が出ました。
SBGはここ最近悪いニュースしかありませんでした。
onewebという宇宙関連会社が宇宙の藻屑となり、WeWorkという会社はIPOに失敗しました。その上、WeWorkには今まで数ラウンドもかけて200億ドル以上も投資してきて、
今回30億ドルのTOBを撤回したことに対し、WeWorkは提訴してきました。
さらに格付け会社ムーディーズにもネガティブという評価までもらってしまい、取引まで中断したとか、、
とにもかくにも、自身の株を担保にお金を借りており、SBGの株をもっとも多く持っている孫さんにとってSBGの株が下がることは一番ダメージが大きいです。
そのため、救済措置として自社株買いをし、その株を焼却することで、企業の体力を「一時的に」高め、アメリカでのQEの勢いにものり、なんとか一株4000円台まで回復することができました。
相当悪いニュースしかなかったSBGにとってどこまでの赤字を投資家が許容範囲としているかは不明です。
しかし、私は一投資家としてSBGが下がるのではと考えます。
なぜなら、SBGはアメリカのQEによって一時的に上がり過ぎた傾向があり、実体の価値そのものは現在のSBGの株価に対して全くといっていいほど、ついて行っていないのが現状です。
ソフトバンクグループのファンドであるSVF(ソフトバンクビジョンファンド)が投資をしたことで、投資先の価値が上がっただけであり、投資先の企業はWeWorkのように適正な金額で評価されていません。
また、日本政府の金融政策に対する期待感と自社株買いによってかなり株価が上がりすぎていましたが、今の株価に対し1.35兆円という金額は非常にやばいとしか考えられません。
ファーストリテイリングの決算の場合、成長性があり、安定的で、財務面での体力も申し分ない。その割には割安だったため、かなり内容の悪い決算内容でも上がりましたが、今回のSBGの場合、自分の身を削り、キャッシュを作って、その金で自社株を買い焼却したのですからその報いを受けるのではと思っています。また、ファーストリテイリングの場合、悪材料は出尽くしていましたが、SBGはまだまだWeWorkとの決着も残っていますし、子会社のソフトバンク株式会社以外まともにキャッシュが入ってくる事業がなく、その他多数の爆弾を抱えているので、特に異変がない限り大幅に下がると予想します。
このSBG株は日経平均に非常に大きな影響を与えるので、この株のインパクトが日経平均をどんどん下げていくでしょう。
ANAとJALの減便について
航空関連の減便は予想はまたあるだろうと予想はしていました。
他の投資家も皆予想ができ、ある程度織込み済みだと思います。
しかし、国際便を9割も減便する発表をしたということは非常に企業として痛いことです。
少なからずこの銘柄も日経平均を押し下げる要因となるでしょう。
ファミリーマートの決算発表について
ファミリーマートの場合、希望退職をかなり募集した上に売上予測をAIで回して、
一定基準に満たない店舗をしっかり整理するというプロセスを今期は徹底しました。
そのため、売上はコロナの影響を日本と中国でもろに受けたものの、コストカットを
徹底した削る経営で自分の予想以上の結果が出ました。
今後のコロナの影響次第ではまだまだ先は不透明ではありますが、私自身はこの企業は
今できることに対し、しっかり注力して会社をさらに成長させるための土台を作ってきたのだと評価しました。
東京の新規感染者数
こちらの新規感染者数は100名以下でしたが、それでも前日が休診日だったことを考えるとかなり悪い数字です。決して楽観視できる材料ではないです。
さらに、コロナ関連では中国の感染者も約1ヶ月ぶりに新規感染者数が100人を超えたので、
この増加次第では更に投資家が売りに入ってくると思います。
今の時間帯ではアメリカの株価やコロナ感染者数が把握できないので、なんとも言えませんが、これらの材料を総合的に考えると明日は下がるかなと思います。
一旦19000円を下がるとW字を描くように二番底に向かって下がり続ける可能性もあるので注意が必要です。
読んで頂き、ありがとうございました。