株式投資家lightの相談部屋

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コロナウイルスと株価について

コロナウィルスのため、株価が下がり損をした人がいる一方、誰かはかなりがっぽり稼いでいる。

今日はこういう時期での稼ぎ方について、紹介したいと思う。

 

筆者が一番お勧めなのは金である。

リーマンショックの時もそうだったが、今回は一番最初に金の先物の価格が大幅に下がることから始まった。

しかし、いったん株価が底に近づくと金はまた上がり始め、現物は1700ドルになった。

3月23日FRBQE(量的金融緩和)を実施すると発表した。

ドルをずっと発行するのだから、金が伸びないはずはない。

一方、金の現物は安全資産としても有効だ。先物が投資目的であるなら、金の現物を資産の5%ほど投資することは自分の資産を守るという観点でいいかもしれない。

 

REIT

金と同様に今回のコロナショックで初期に最も下がったものの一つだろう。

東証REITのチャートを見ると分かるが、その下落っぷりははんぱない。

一旦底値を付けるとまた上昇してきたが、コロナの第二波、第三波があった場合、

また大幅に下がることが考えられるため、金よりはお勧めできない。

 

仮想通貨

今回のコロナショックで仮想通貨が安全資産ではないということが証明されたであろう。3月13日、ビットコインは40%ほど下落し、1BTCあたり50万円をつけた。

もちろん他のアルトコインもほとんど40%ほど下落している。

そもそも安全資産ならこんな変動は見せないし、コロナという危機が迫ってくれば

本来なら上がらなければならないはずだ。

全く予測ができないという点と変動の幅が大きすぎるという点で筆者は、仮想通貨は

最もお勧めできない。

 

この株に関しては、ここではあまり多くの情報は公開できない。

ただし、しっかり皆さんに気を付けてもらいたいことは伝えられると思うため、

その点について記載する。

 

「テーマ株は買うな」

例えば、マスクやテレワーク、そして製薬など誰もがこれは上がるだろうと思う株をテーマ株という。これらをもともと保有していた場合はホールドしてもよい。

ただし、コロナという事件が起きてから買ってしまっては、初期に大量に買いが殺到する。既に大きな需要がその時点で織り込み済みとなっているにも関わらず、当分ずっと上がり続け、ある日突然大幅に下落し、損をしてしまうという人を沢山見てきた。

個人は絶対にファンドには勝てないので、初期にテーマ株を持っていなかったら手を付けないでおくことをお勧めする。

 

「航空・旅行関連株は買うな」

よくこれらの株に手を出す人を見てきた。

しかし、皆後悔した。

データで見てみよう。ANAJAL日経平均の一番底のタイミングで確かにかなり割安だった。しかし、日経平均がその後アメリカのQEの力で上昇したにも関わらず、

ANAJALは底値のピーク以上に下落していった。

4月に入って緊急事態宣言を行った後、政府からの融資もあって再び上昇はしたものの、これらの株はコロナが長引けばまだまだ下がっていく。

結局底値が全く見えないので、投資家はナンピン買いをすることになるのだが、

航空や旅行関連はそもそも会社が倒産するリスクが高い。

韓国のアシアナ航空の例を見ても分かる通り、危ない会社はかなり多く、このような爆弾をお金を払ってリスクを買うということはしない方が良い。

倒産したら、元も子もないのだから、、

 

アメリカのQE終了時には株から手を放せ」

筆者はQE=麻薬と思っている。

米国の失業者が過去最高水準の8倍ほどを記録したのに株価が当日逆に上がった。

正直全く信じられなかったことであり、株歴がある程度長い自分でも予測できなかった。

NYで死人が沢山でて、ピークに近づいても人々は死者増加の恐怖より終わりが近づいていることに好感し、株を更に買い増した。QEは人々の理性をも狂わせる。

VIX指数は80を超えていたが、QE以降40を切った。

経済的政策はコロナという課題解決に対して本質的に何も解決できないと思うが、QEはそれほどすごいものなのだ。

なので、今後の展開を筆者があえて予想してみよう。

それはずばり、米国株は更に伸び、それにつられ日経平均も20000円台を回復し、プチバブルが起こるということだ。

その根拠は次の通りだ。

ファーストリテイリングの決算発表は正直全く良いものではなかった。

しかし、決算発表前日には8%もあがり、発表後もずっと上がり、日経平均を一株だけでかなり押し上げた。

何が言いたいかというと、人々は決算発表での結果がかなり悲惨なものという前提であるということだ。そのため、今後の4月から5月までの決算でいくら結果が悪くても、QEで理性を失っている投資家たちはどんどん買い増しし、株価が膨れ上がってくるだろうということである。

私がファーストリテイリングの決算をあえて例として挙げた理由がもう一つある。

それは、ファーストリテイリングは最もダメージを受けた業種の小売株でありながら、アメリカやヨーロッパ、中国、韓国などコロナの被害をもろに食らった国に多くの店舗があるため、決算がかなり悪い結果が出るしかないのだ。

しかし、それでも上がるということは今の投資家の決算発表の期待値はものすごく低いということであり、その狂った感覚が大幅な株価上昇とQEによるハイインフレーションを作り出すだろう。

そしてこれらは我々の未来、そして孫子の代まで続く負の遺産となり、近い未来必ず史上最大の金融危機として我々に帰ってくるはずだ。

 

最後に、株の初心者におすすめな本を紹介します。

私も一番最初に読んだ本で、株の基礎は全て書いてあり非常に勉強になりました。

ぜひ参考にしてみてください!

本日も読んでいただき、ありがとうございました。